「水を使って切手を貼る方法は?」
「切手の貼り方にはマナーがあるの?」
「スポンジを使って切手を貼る方法は?」
このように切手の貼り方について疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
以前までは、切手は舐めて貼るものという認識がありましたが、現代では適切とは言えません。
ただし、わざわざ郵便局に行って切手を貼ってもらうことも面倒ですよね。
また、自宅で貼るにしても、ビジネスシーンや冠婚葬祭時などに手紙やハガキ、贈り物をする際には間違った切手の貼り方をしたくないですよね。
そこで今回は、切手を水で貼る方法を紹介するとともに、切手の選び方や貼る際のマナー・注意点を紹介します。
最後まで見ることで、切手の貼り方についての疑問が解消されるため、失敗したくない方はぜひ参考にして下さい。
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水を使った切手の正しい貼り方
切手を水で貼る方法は、封筒やポストカードに切手をきれいに貼り付ける際に非常に有用です。
以下のテクニックは、家庭で簡単に実行できるものばかりで、専門の道具や材料は必要ありません。
以下のいくつかの手法を試して、あなたに最適な方法を見つけてください。
- 皿に水を張って切手の糊面を浸して貼る
- 水で濡れたティッシュやスポンジに切手の糊面を付けてから貼る
- 霧吹きで切手の糊面に水を付けて貼る
皿に水を張って切手の糊面を浸して貼る
封筒に切手を綺麗に貼る基本的な方法として、皿を利用するテクニックがあります。
初めに、浅い皿を取り出し、少量の水を加えます。
切手の背面を皿の中で慎重に湿らせ、余分な水分をティッシュで拭き取り、封筒に貼るだけです。
皿に水を張って切手の糊面を浸して貼る方法は、家庭で手軽に実施できるので、特に手軽さを重視する方に最適です。
水で濡れたティッシュやスポンジなどに切手の糊面を付けてから貼る
水を含んだティッシュやタオルも切手を貼る際の助けとなります。
事前にティッシュやタオルを水で湿らせ、切手の糊面を優しく拭き取るよう心掛けましょう。
タオルを使用する際は、ふんわりとしたものを選んで、優しく切手に触れることがポイントです。
また、スポンジを水に浸し、それを使用して切手に水分を付ける方法も効果的です。
この時、スポンジは柔らかいタイプを選び、繊細なタッチで行うことが重要となります。
水で濡れたティッシュなどに切手の糊面を付けてから貼る方法は、綺麗に切手を貼ることができます。
霧吹きで切手の糊面に水を付けて貼る
霧吹きは、切手の糊面に均等に水を付けられます。
適切な量の水を霧吹きに入れ、切手の糊面に軽く吹きかけます。
ただし、大きな霧吹きを使用すると水分が多くなりすぎるので、小型の霧吹きを選びましょう。
霧吹きによる方法は、均等な水分分布が可能で、きれいに切手を貼り付けられるためおすすめです。
これらの方法はどれも簡単かつ効果的で、封筒やポストカードに切手を貼る際に役立つでしょう。
注意点としては、全体に均等に水分を行き渡らせることが切手をきれいに貼るコツです。
切手を舌で舐めて貼る方法は控えるべき理由
近年、切手を舌で舐めるという行為は減少傾向にあるかもしれませんが、それでもこの行為を続けている人は少なくありません。
一昔前まで普通に行われていた切手を舌で舐める行為が、現代では不快感を引き起こす可能性があります。
特にオフィスや公共の場では、その行為が他人に対して不快感を与える可能性があります。
たとえば、一緒に働いている同僚が切手を舐めて貼る行為を見た場合、悪印象を抱いたという経験がある方も少なくないでしょう。
社交的なマナーとしても、人前で切手を舐めないよう心掛けることが重要です。
また、切手を舌で舐める行為は、衛生面での問題も引き起こす可能性があります。
切手は購入するまでに多くの人が直接手で触れることがあり、衛生的にリスクがあります。
したがって、自身の健康を守るためにも、舐めない方が良いと言えます。
切手を舐めることを避け、上記で紹介した水で貼る方法で貼り付けることをおすすめします。
切手の糊自体は害はない
切手を舐めることは衛生的によくないと紹介しましたが、切手の背面に使用されている糊は「PVAのり」というもので、実際には人体に無害です。
「PVAのり」は、切手が舐められることを前提に設計され、人体に有害な成分は含まれていません。
さらに、不快な味を防ぐために少量の甘味料が加えられている場合もあります。
この特性の良さから、今では世界中の多くの国々で切手用の糊として広く利用されています。
ただし、上述したように切手がどのような環境で保管されたか、また誰がそれに触れたかが分からないため、衛生面から見ても切手を舐める行為はおすすめできません。
切手の選び方
実は切手には、いくつかの種類があり、シーンに合わせて切手を選ばなければ失礼にあたる場合も。
また、切手選びはコミュニケーションの一部ともなります。
用途に応じて切手を選ぶことで、あなたのメッセージにより深い意味や感謝を加えることが可能です。
以下でシーン別に切手の選び方を紹介するので、しっかり確認しておきましょう。
- プライベートやビジネスシーンには普通切手
- お祝いの際は慶事用切手
- 季節のはがきや挨拶状は記念切手
- 喪中・訃報は弔事用切手
プライベートやビジネスシーンには普通切手
普通切手はその名の通り、様々な場面で使用できる汎用性の高い切手です。
ビジネスシーンでは、フォーマルな印象を与えることが重要です。
この場合、シンプルで洗練されたデザインの普通切手を選ぶことがおすすめです。
また、プライベートな通信においても、普通切手は幅広い用途で活用でき、友人や家族への手紙やカードを送る際にも使用できます。
普通切手は多様なデザインがあるため、送る相手に合わせて選んでみても楽しいですね。
お祝いの際は慶事用切手
お祝い事の際には、特別なタッチを加えるために慶事用切手を使用すると良いです。
慶事用切手は、結婚祝いや新築祝い、お誕生日など、幸せなイベントや節目を祝う際に利用します。
慶事用切手のデザインは華やかで、色彩豊かで祝福の気持ちを表現しています。
メッセージがさらに特別なものになるよう、心からの祝福を込めたデザインの切手を選びましょう。
これにより、あなたの心温かいメッセージがさらに強調され、受取人の心に深く響くことでしょう。
季節のはがきや挨拶状は記念切手
季節のはがきや挨拶状を送る際には、記念切手を使用するとその気配りが感じられるものとなります。
記念切手は特定のイベントや節目を祝うためのものであり、独特のデザインや色合いが特徴です。
年末の挨拶や新年の挨拶、春の訪れを告げるカードなど、季節ごとの挨拶にぴったりな切手を選べます。
これにより、あなたの思いやりや心配りが一層際立つことでしょう。
喪中・訃報は弔事用切手
喪中や訃報の際には、弔事用切手を使用することがマナーとされています。
弔事用切手は、その悲しみや敬意を表現するためのものであり、デザインもそれに合わせたものとなっています。
黒と白のシンプルな色調や、悲しみを表現するための独特なデザインが特徴です。
また、敬意を示すためにも弔事用切手を選ぶことが重要です。
弔事用切手を使用することで、故人への最後の敬意や遺族への心配りを示すことができます。
切手を貼る際のマナーと注意点
文章や手紙の送付時に欠かせない切手ですが、貼り方には特定のマナーと注意点があります。
マナーや注意点を遵守することで、受取人への敬意を示し、手紙がスムーズに送れます。
以下では、切手を貼る際の主要なマナーと注意点について詳細に説明します。
- 切手の位置は「縦書きは左上」「横書きは右上」
- 返信が欲しい場合は返信用封筒に切手を貼る
- 消印が押せない状態にしない
切手の位置は「縦書きは左上」「横書きは右上」
切手を貼る際の基本的なマナーの一つは、貼る位置です。
切手の貼る位置は、手紙や封筒の書き方によって異なります。
縦書きの場合、切手は左上が基本です。
これは日本の伝統的な書き方に則った形で、特に公式な場ではこのルールが厳守されます。
一方で、横書きの場合は右上に切手を貼ります。
これは西洋の書き方に沿ったもので、国際郵便やビジネスシーンでは一般的に用いられます。
切手の位置を適切に配置することで、手紙や封筒が整然と見え、受取人に良い印象を与えることが可能です。
返信が欲しい場合は返信用封筒に切手を貼る
返信を求める場合の通信には、返信用の封筒に切手を貼るというマナーがあります。
これは受取人が返信を送る際に負担を軽減するための礼儀とされています。
返信用封筒には、あらかじめ切手を貼り、あなたの住所を記載しておきます。
これにより、受取人は返信を簡単に行えるようになります。
また、この行為はあなたがその返信を真剣に期待していることを示し、受取人に対する敬意としても受け取られます。
消印が押せない状態にしない
切手を貼る際に非常に重要な注意点は、消印が押せる状態を保持することです。
これは郵送処理中に消印がしっかりと押せるよう、切手を適切な位置に貼り、その周りにスペースを残しておくことを意味します。
また、切手を重ねて貼る際にも注意が必要です。
消印が不適切に押されると、郵便物が正しく送信されない可能性があります。
そのため、切手を貼る際には、十分なスペースを確保し、消印が適切に押せるよう心掛けましょう。
この注意点を守ることで、スムーズに郵送できるでしょう。
切手の貼り方に関するよくある質問
以下では、切手の貼り方に関するよくある質問を紹介します。
- 切手を貼る際に枚数制限はあるの?
- 切手にはカロリーがあるって本当?
- 切手を貼る向きは決められている?
- 切手を貼る際に破れたらどうする?
切手を貼る際に枚数制限はあるの?
郵送物の大きさや重さによっては複数の切手を貼る必要があることがありますが、枚数に特定の制限はありません。
ただし、実際には封筒やパッケージの表面に貼れる物理的なスペースが限られているため、そのスペース内での枚数が制限されます。
また、郵便物の重さに対する適切な郵資を支払うことが重要であり、必要な枚数の切手を貼ることがおすすめです。
さらに、枚数の指定はないものの、あまりにも多くの切手を貼ってしまうと見た目が悪くなる場合もあるため、できる限り2〜3枚程度に止めると良いでしょう。
切手にはカロリーがあるって本当?
実際には、切手の裏面の糊に含まれる微量の甘味料が少量のカロリーがあります。
これは、舐めるときに不快な感じを避けるために植物由来の甘味料、酢酸ビニールやソルビットが加えられているためです。
しかし、舐めることで摂取されるカロリーは1切手あたり約0.1kcal程度と非常に少なく、太るほどの影響はありません。
切手を貼る向きは決められている?
切手の向きに関する固定規則は存在しません。
封筒のデザインや個人の好みにより、切手を縦または横に貼ることができます。
たとえば、縦型の封筒に対して切手を横向きに貼る、あるいはその逆も問題なく行えます。
しかしながら、視覚的な調和や整頓を重視する場合、切手の向きを均一に保つことが推奨されます。
このようにして、郵送物の外観を美しく保ち、通信をスムーズに進行させることができます。
切手を貼る際に破れたらどうする?
白い周辺部分や「目打ち」と呼ばれるギザギザの部分が僅かに欠けた場合であれば通常使用できますが、公式のビジネス通信や特定の重要なシーンで使用することは控えるべきです。
また、切手のイラスト部分が破れたり欠けたりした場合、その切手は無効とされる可能性があり、受取人が追加の料金を請求されることもあるため使用しないよう注意しましょう。
切手はマナーを守って正しく貼ろう!
今回は、切手を水で貼る方法、切手の選び方や貼る際のマナー・注意点などを紹介しました。
上述したように、切手を舐めて貼る行為は、周りの人に不快感を抱かれるだけでなく、衛生的にも良くありません。
その点、切手の糊面を水で湿らせて貼る方法は、衛生的に良いだけでなく、綺麗に貼ることが可能です。
また、シーンに合わせて適切な切手を貼ること、マナーを守ることが重要となります。
切手を正しく貼るためにも、今回紹介したことをぜひ参考にしてくださいね。