「咳を止めるための効果的な飲み物は?」
「咳を予防するためには何をすべき?」
このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
連日にわたって咳が止まらないと、のどが痛いだけでなく体力も削られてしまいます。
咳を止める方法はいくつかありますが、最も手軽な方法は咳止め効果が期待できる飲み物を摂取することです。
そこで今回の記事では、咳止め効果が期待できる飲み物を紹介するとともに、咳が続くときに避けるべき飲み物や食べ物、咳を予防する方法を紹介します。
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咳止め効果が期待できる飲み物
以下では、咳止め効果が期待できる飲み物を紹介します。
すべて手軽に手に入るものばかりなので、咳に悩んでいる方はしっかりチェックしておきましょう。
- 緑茶
- 紅茶
- ココア
- ホットコーヒー
- 生姜が入っている飲み物
- はちみつが入っている飲み物
緑茶
緑茶は多くの健康効果が期待できる飲み物です。
特に茶カテキンには抗酸化作用があり、アレルギー症状の軽減をサポートします。
また、ヒスタミンの放出を抑制する可能性も示唆されており、咳の緩和に役立つと言われています。
日常的に飲むことで、健康をサポートするだけでなく、咳を緩和する効果も期待できる飲み物です。
紅茶
紅茶も咳止め効果が期待できる飲み物の1つです。
紅茶の主成分であるカフェインには、気管支を広げる働きがあり、咳や息苦しさの緩和を期待できます。
さらに、タンニンという成分には殺菌・炎症を抑える効果があるため、風邪などでのどが痛い時や、咳がひどい時にも効果的です。
また、紅茶はそのまま飲むだけでなく、レモンやミルク、ハーブなどと組み合わせることで、さらなる効能や風味を楽しむことができます。
特にハーブティーは、リラックス効果や抗菌・抗ウイルス効果を持つハーブがたっぷり含まれており、のどの痛みや咳の症状を緩和するのに効果的です。
ココア
ココアには、のどの痛みや咳を緩和するテオフィリンという成分が含まれています。
医薬品にも使用されるこの成分は、強い気管支拡張作用が含まれており、さらに、ココアには体調を整えるためのビタミンやポリフェノールも豊富に含まれています。
なお、咳を止めるためにココアを飲む際には、ホットココアがおすすめです。
ホットコーヒー
コーヒーにも咳を和らげる効果が期待される成分が含まれています。
特にカフェインは、炎症の抑制や気管支の収縮緩和に効果的です。
ただし、過剰な摂取は体に負担をかける可能性もあるので、摂取量に注意しながら飲みましょう。
生姜が入っている飲み物
冬の寒さを和らげる生姜の効果は、咳やのどの痛みにも効果的です。
生姜に含まれるジンゲロールという成分は、体を温めるだけでなく、のどの痛みを和らげる効果もあります。
ただし、生姜と言ってもチューブタイプでなく生の生姜がおすすめです。
温かいお湯やお茶に、すりおろした生の生姜を入れて飲むことでより効果が期待できるでしょう。
はちみつが入っている飲み物
はちみつは、抗炎症作用や抗菌作用、抗酸化作用があるため、喉の痛みに効果的な食材です。
はちみつの粘り気により、のどの粘膜を保護し、乾燥や炎症を和らげる効果が期待されます。
症状の緩和が期待できるため、紅茶や緑茶にはちみつを加えて飲むことで、さらなる効果が期待できるためおすすめです。
咳が出る時に飲まないほうが良い飲み物や食べ物
以下では、咳が出る時に飲まないほうが良い飲み物や食べ物を紹介します。
- 炭酸飲料
- 柑橘系のジュース
- アルコール
- カレーなどスパイスが入っている刺激が強い食べ物
- 辛い食べ物
炭酸飲料
炭酸飲料は、のどへの刺激が強い飲み物です。
咳が出る際に炭酸飲料を飲んでしまうと、さらにのどが荒れやすくなります。
また、炭酸のガスが気管に触れると、咳の回数が増えることも。
そのため、咳の症状があるときは炭酸飲料の摂取を避けることをおすすめします。
柑橘系のジュース
柑橘系のジュースは、酸味が強いためのどに刺激を与えることがあります。
特に風邪や咳の症状がある時に、柑橘系のジュースを飲むとのどがピリピリとすることも。
そのため、咳の症状が強い場合は、柑橘系のジュースの摂取を控えると良いでしょう。
アルコール
過度なアルコール摂取はのどの乾燥を引き起こします。
この乾燥が咳の引き金となる場合があります。
また、アルコールは免疫機能の低下を引き起こす可能性があるため、風邪や咳の症状がある際は摂取を控えることをおすすめします。
カレーなどスパイスが入っている刺激が強い食べ物
スパイスは料理の風味を引き立てる効果がありますが、その一方で強い刺激を伴います。
例えば、カレーやタイ料理、メキシコ料理など、スパイスを豊富に使用する料理は、のどや胃腸に強い刺激を与えてしまいます。
カレーに含まれるターメリックやクミン、コリアンダーなどのスパイスは、特に強い刺激があるため、咳やのどの症状がある時には摂取を避けたほうが良いでしょう。
また、胃や腸の粘膜を荒らすことがあり、消化不良や胃炎の原因となることもあります。
辛い食べ物
唐辛子やわさび、山葵、生姜など、辛い成分を多く含む食材は、咳やのどの痛みを悪化させる恐れがあります。
特に、冷えた体に辛い食べ物を取ると、体の冷えと辛さの刺激が合わさって、のどの痛みや咳を引き起こしやすくなります。
また、胃腸の粘膜にも直接的な刺激を与えるため、胃もたれや胃痛の原因となることも。
咳が出る時やのどの不調がある場合は、これらの食材の摂取は控えめにしましょう。
日常生活で咳を予防する方法
咳が出る際には、咳止め効果がある飲み物を飲むことが良いことを紹介しましたが、日常生活から咳を予防することも重要です。
- うがいをする
- 部屋の加湿
- のどを使いすぎない
- 刺激のある食べ物を控える
- よく過ごす場所を掃除する
- 禁煙
うがいをする
うがいは、口腔内や咽頭に付着したウイルスや細菌を洗い流すための有効な方法です。
特に外出から帰宅後や大勢の人との接触があった後は、感染予防のためにもうがいを行いましょう。
ただし、うがい液を使用する際は、刺激が強くなるため、過度に濃くしないよう注意が必要です。
なお、うがいをする際は、一度口をゆすいでから行うことで、口の手前にいる細菌を喉奥へ運んでしまうことを防止できます。
また、うがいだけでなく、手洗いも併せて行うことで、より効果的な予防が期待できます。
部屋の加湿
乾燥は、咳やのどの痛みの大きな原因となりますが、特に冬季は室内が乾燥しやすいため、加湿器を使用しましょう。
加湿器を使用する際は、水の質や清潔さに注意し、定期的に掃除や水の取り換えを行うことが重要です。
また、湿度が適切であることを確認するため、湿度計を設置するのもおすすめです。
のどを使いすぎない
声帯や咽頭の炎症は、長時間の発声や大声での会話、カラオケなどにより引き起こされることがあります。
継続的なのどへのストレスは、咳や痛みを長引かせる原因となります。
休憩を挟みながらの会話や、のどの保湿を心掛けることで、席の症状を予防することが期待できます。
刺激のある食べ物を控える
辛い食品やアルコール、カフェインは、消化管やのどへの刺激が強いため注意が必要です。
刺激食を摂取した後、胃酸が逆流しやすくなるため、のどや気道への刺激が増加します。
食事内容の見直しや、食後の姿勢、食事のタイミングなどに注意することで、症状の悪化を予防することができます。
よく過ごす場所を掃除する
ホコリやダニ、カビなどのアレルゲンは、アレルギー性の咳や喘息の発症を引き起こす可能性があります。
定期的な掃除や、布団やカーペットの日光消毒、空気清浄機の使用などで、アレルギーの原因物質を減少させられます。
禁煙
タバコの煙は、気道を直接刺激するだけでなく、気道の炎症や粘膜の変性を引き起こします。
これにより、慢性的な咳やのどの痛み、さらにはCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などの重篤な疾患を引き起こすリスクが増加します。
禁煙は、咳やのどの症状の予防だけでなく、全体的な健康維持のためにも非常に重要です。
のどに良い飲み物で辛い咳を緩和しよう
今回は、咳止め効果が期待できる飲み物、咳が続くときに避けるべき飲み物や食べ物、咳を予防する方法を紹介しました。
咳が長引くと、のどが痛くなるだけでなく体力が削られたりと悪循環を引き起こします。
上述したように、咳止め効果が期待できる飲み物を飲むことが1番手軽に行える咳を止める方法です。
また、日常生活でのどへの負担を減らすことも忘れてはいけません。
つらい咳で悩んでいる方は、今回紹介した飲み物や予防法を試してみてくださいね。