「お茶を飲みすぎると太る?むくむ?」
「お茶を飲みすぎるとどんなデメリットがあるの?」
このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
結論、お茶を飲みすぎると太るというわけではありません。
ただし適切な飲み方をしないと太りやすい体質になってしまう恐れがあることは事実です。
そこで今回の記事では、お茶を飲みすぎると太ると言われている理由を紹介するとともに、お茶を飲みすぎると起こり得るデメリット、正しいお茶の飲み方を紹介します。
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お茶を飲みすぎても太るわけではない
日本の食文化に欠かせない「お茶」。
食事の際や、ほっと一息つきたいときなど、多くの場面で手が伸びる飲み物です。
しかしインターネットやSNSで「お茶を飲みすぎると太る」と言われることもあるため心配している人も多いでしょう。
実は、お茶は体に良い影響をもたらす要素が多く含まれており、お茶を飲むことで太るというわけではありません。
以下で、お茶がなぜ太らないのか詳しく解説します。
- お茶はカロリー0の飲み物
- 砂糖やミルクが含まれるお茶を飲みすぎると太る
お茶はカロリー0の飲み物
お茶はカロリー0の飲み物です。
お茶を作る過程で茶葉の中の成分が水に溶け出し、カロリーを持つ成分が残らないためです。
また、お茶に含まれるカテキンは脂肪の吸収を抑制する働きがあります。
これにより、食事と一緒にお茶を飲むことで、食べ物からの脂肪の吸収を一部カットする効果が期待できます。
さらに、カフェインには利尿作用があり、体内の余分な水分を排出する手助けをしてくれます。
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砂糖やミルクが含まれるお茶を飲みすぎると太る
あたりまえですが、砂糖やミルクを加えたお茶にはカロリーが含まれています。
当然、砂糖やミルクにはカロリーが含まれているため飲みすぎると太る可能性があるのです。
無糖のお茶自体はカロリーがゼロで、適度に飲むことで健康をサポートする効果も期待できます。
しかし、甘みを加える場合にはカロリーを気にする必要があることに注意しつつお茶を楽しみましょう。
お茶を飲みすぎると太ると言われる理由
以下では、お茶を飲みすぎると太ると言われる理由を紹介します。
- お茶に含まれるタンニンによって体が冷えて代謝が落ちるから
- お茶に含まれるカフェインによって代謝が落ちるから
お茶に含まれるタンニンによって体が冷えて代謝が落ちるから
お茶には「タンニン」と呼ばれる成分が含まれています。
タンニンはお茶の味や色を決める要因の1つであり、お茶特有の渋みの原因となります。
このタンニンには体を冷やす作用があるとされ、体が冷えることで基礎代謝が低下し、それが太りやすくなる原因とされています。
実際に、体温が1度下がると基礎代謝は約12%低下すると言われています。
お茶に含まれるカフェインによって代謝が落ちるから
お茶に含まれる「カフェイン」も太る原因とされています。
カフェインは利尿作用があり、多く摂取することで脱水症状を引き起こす可能性があります。
脱水状態になると、血の流れが悪くなり、代謝の低下につながるのです。
また、カフェインの摂取が過剰になると、睡眠の質が低下する可能性も。
睡眠不足はホルモンバランスの乱れを招き、食欲の増加や代謝の低下に影響することから太るとされています。
太りにくいお茶の飲み方
以下では太りにくいお茶の飲み方を紹介します。
- できるだけ温かいお茶を飲む
- こまめにお茶を飲む
できるだけ温かいお茶を飲む
冷たい飲み物をとることで体が冷えて血行が悪くなり、脂肪が燃焼しにくくなってしまいます。
つまり、冷たい飲み物を摂ることで、脂肪の燃焼が遅れてしまうのです。
一方、温かいお茶を飲むと、体内の血流が促進され、代謝が上がります。
これにより、脂肪が効率的に燃焼されるため、太りにくい体質を手助けします。
また、温かいお茶はリラックス効果もあり、ストレスによる食欲増進を抑える助けとなるでしょう。
こまめにお茶を飲む
こまめにお茶を飲むことも重要です。
空腹時に大量の飲み物を摂取すると、胃が急激に膨れ上がり、胃の動きが鈍くなる可能性があります。
この状態が続くと、消化能力が低下し、食事の消化が遅れてしまうことが考えられます。
それに対し、こまめに少しずつお茶を飲むことで、胃への負担を軽減させることができます。
また、常に適度な水分が体内に供給されるため、脱水状態を予防し、代謝を活発に保つことができます。
さらに、お茶には食欲を抑制する効果もあります。
こまめにお茶を飲むことで、食事の量を自然と減らすことができるでしょう。
太る以外に起こり得るお茶を飲みすぎるデメリット
以下では、太る以外に起こり得るお茶を飲みすぎるデメリットを紹介します。
- 水中毒になる
- 尿管結石を引き起こしやすくなる
- カフェイン中毒になる
水中毒になる
短時間で大量の水分を取りすぎると水中毒(低ナトリウム血症)になります。
お茶も水分の一つのため、極端に大量に飲むことで水中毒のリスクが高まります。
水中毒になると、細胞内の塩分濃度が低下し、細胞が膨らむことで、吐き気や頭痛、最悪の場合、昏睡や死亡に至ることもあると言われています。
適切な水分補給は重要ですが、過度な摂取は避けるようにしましょう。
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尿管結石を引き起こしやすくなる
お茶には酸化カルシウムや酸化マグネシウムなどのミネラルが含まれています。
これらの成分が過剰に摂取されると、尿中のミネラル濃度が増え、結晶として沈殿する可能性が上がります。
これが原因で尿管結石や腎結石が形成されるリスクが高まるのです。
結石は尿道をふさいで痛みを引き起こします。
お茶の摂取量を適切に管理し、バランスの良い食生活を心掛けることで、結石のリスクを減らすことができます。
カフェイン中毒になる
お茶にはカフェインが含まれています。
適量のカフェイン摂取は脳の活性化や疲労回復に効果的ですが、過度に摂取すると、不眠や動悸、吐き気などの症状が現れることがあります。
特に緑茶や紅茶などの茶葉から直接抽出されたお茶は、カフェイン含有量が高いため、飲み過ぎには注意が必要です。
また、カフェインに対する感受性は人それぞれ異なるため、自身の体調や摂取量をよく観察しながら、適切な量を心掛けることが大切です。
これらの点を考慮しながら、健康的なお茶の飲み方を追求することで、日常生活をより豊かに過ごす手助けとなるでしょう。
1日のお茶の摂取目安は?
お茶は多くの国々で愛される飲み物です。
特に日本においては、日常の生活に欠かせない存在です。
しかし、お茶に含まれるカフェインには摂取上限があります。
この摂取目安を知ることで、健康的にお茶を楽しむことができます。
カフェインの適切な摂取量
カフェインは脳の活性化や疲労感の軽減など、多くの健康効果を持つ成分です。
しかし、過剰摂取すると体に不調を引き起こすこともあるため注意が必要です。
健康を維持するための成人の推奨摂取量は、男性が1日400mg、女性が1日300mgです。
緑茶一杯あたりのカフェイン量は約10-60mgとされるので、1日あたり1L前後が目安となります。
お茶に関するよくある質問
以下では、お茶に関するよくある質問を紹介します。
- 夜にお茶や水を飲みすぎると太る?
- お茶を飲みすぎるとむくむ?
- お茶を飲みすぎるデメリットは?
夜にお茶や水を飲みすぎると太る?
夜にお茶や水を飲むことが直接的に体重増加につながるわけではありません。
その理由は、お茶や水にはカロリーは含まれていないからです。
しかし、夜に大量の液体を摂取すると、夜中にトイレに起きることが増える可能性があります。
その結果、質の良い睡眠を得ることができないと、日中の活動時の代謝が低下し、結果的に体重増加の原因となることが考えられます。
適切な量の水分補給は大切ですが、就寝前に大量に水分を摂取することは控えましょう。
お茶を飲みすぎるとむくむ?
お茶の中にはカフェインやカリウムなどの利尿作用を持つ成分が含まれています。
そのため、適量を飲むことで、むしろ体の水分を排出しやすくなる効果が期待できます。
ただし、お茶を大量に飲むと、一時的に体内の水分量が増えることで、むくみを感じることもあります。
しかし、むくみは一時的なものであり、長時間続くようなものではありません。
適量のお茶摂取はむくみの予防に役立つと言えます。
お茶を飲みすぎるデメリットは?
お茶を適量に飲むことは健康に多くのメリットをもたらしますが、過剰に摂取することでデメリットが生じる場合もあります。
たとえば、お茶に含まれるカフェインの過剰摂取は、不眠や動悸の原因となることがあります。
また、お茶に含まれるタンニンは、鉄分の吸収を妨げる可能性があるため、鉄分不足の方は注意が必要です。
さらに、大量のお茶摂取は尿のミネラル濃度が増え、結石のリスクが上がることも考えられます。
お茶の摂取量を調整し、バランスの良い食生活を心掛けることが大切です。
お茶を飲みすぎないよう摂取量に注意しよう!
お茶は適量を心がけることでリラックス効果など良い効果が得られるものの、飲み過ぎには注意が必要です。
上述したように、お茶を飲みすぎると太るというわけではありません。
ただし冷たいお茶を飲みすぎることで代謝が落ちてしまい、結果的に太りやすい体質になってしまう恐れがあるのです。
そのため、今回の記事で紹介したようにできるだけ温かい状態のお茶をこまめに飲むなど正しい飲み方でお茶を楽しみましょう。