「なぜウォーターサーバーは無料で使えるの?どんなからくりがあるの?」
「無料で使えるウォーターサーバーは闇があると言われる理由は?」
このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
イベント会場やショッピングモール、CMなどで「ウォーターサーバーが無料で使える」というキャッチフレーズを見かけることもよくありますよね。
ただし、サーバー本体のレンタル料金が無料なだけであって、毎月の水代やメンテナンス代は発生します。
つまり、完全に無料で使用できるわけではないということです。
今回の記事では、ウォーターサーバーを無料で使えるからくりを詳しく解説するとともに、ウォーターサーバーが無料で使えることが罠と言われる理由、毎月のランニングコストなどウォーターサーバーを検討している方が知っておきたいことを紹介します。
無料で使えるウォーターサーバーに関するからくりが明確になるため、ぜひ最後までご覧ください。
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ウォーターサーバーを無料で使えるからくり
いつでも安心安全でおいしい水が飲めるウォーターサーバーですが、なぜ無料で使えるのか気になりますよね。
本当に無料で使えるのか、どのような仕組みがあるのでしょうか。
以下では、ウォーターサーバーがなぜ無料で利用できるのかを詳しく解説します。
- 毎月の水の注文で料金が発生する
- 天然水の原価はほぼ0円
毎月の水の注文で料金が発生する
多くの企業でウォーターサーバーが「無料」で使えると謳っている理由は、サーバーのレンタル料が無料になっているだけであって、他の費用によって利益を得られるからです。
中でも1番大きな収益源は、「毎月の水代」。
ボトルを交換するタイプに限りますが、ウォーターサーバーを利用するには「水ボトル」が必要になります。
水ボトルは、多くのメーカーで毎月必ず注文することが定められているため、水代で利益が得られているというわけです。
また、多くのメーカーが1年〜3年の最低利用期間を定めており、これにより継続的な収入が保証されています。
さらに、水の注文ノルマを設定しているメーカーもあり、レンタル料金を無料にしても安定的に収益が出ているというわけです。
上記のように、無料で使えるといっても、毎月の水代やその他の費用で料金が発生するため、契約後に「思ったよりもランニングコストが高かった」となりかねません。
そのため、しっかりとランニングコストを把握した上で契約するようにしましょう。
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天然水の原価はほぼ0円
ウォーターサーバーの中には、水道水を使うサーバーや天然水を使うサーバーなどメーカーによって様々な水の種類があります。
特に天然水は人気があり、多くの方が利用していますが、一般的に天然水は、自然の湧水や地下深層水を利用しており、原価は非常に低く、ほぼ0円とも言われています。
採取時点での水の取得コストは、実質的にはかからず、主要なコストは品質管理などに関連するものです。
「無料で利用できるなんて怪しい」と感じるかもしれませんが、メーカーは水代で利益が得られているため怪しむことはありません。
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ウォーターサーバーが無料で使えることが罠と言われる理由
ウォーターサーバーのレンタル料が無料になっていることについて「罠」と言われることがあります。
では、具体的に何が問題視されているのでしょうか。
以下では、特に主要な理由について紹介します。
- イベント会場でのトラブルがあるから
- 勧誘がしつこい
- 市販の水より高い場合があるから
イベント会場でのトラブルがあるから
ショッピングモールやイベント会場でウォーターサーバーの販促活動で「レンタル無料!」といったアピールに、興味を持つ人も少なくありません。
しかし、実際に契約すると、事前の説明と実際の内容が異なる場合があると指摘されています。
期間限定のキャンペーンだとされていたものが、実は通常のキャンペーンだったり、契約の解除にかかる費用についての説明が不足していることも。
このようなトラブルが発生することで、ウォーターサーバー業界全体への疑念が生じることとなっています。
勧誘がしつこい
ウォーターサーバーの契約を検討する際、販売員からの勧誘に困惑することが少なくありません。
特に、「無料」という言葉を使って、熱心にアピールが続けられ、実際のランニングコストやサービスの詳細を十分に理解せずに契約を結んでしまうケースが散見されます。
そして、後からその実態に気づいて後悔する、というケースも。
このような勧誘のあり方が、消費者の不信感を招いているのです。
市販の水より高い場合があるから
ウォーターサーバーの水は、品質や安全性がアピールポイントとなっています。
しかし、市販のミネラルウォーターや浄水器を用いた水と比較すると、コストが高い場合もあります。
特に、水の注文ノルマを設定しているメーカーは、水を大量に消費する家庭にとっては安くなりますが、あまり使わない家庭にとっては大きな負担になることも。
そのため「無料」というキャッチフレーズに反して、結果的にコストがかさむという印象を受けることがあるのです。
サーバーのレンタル料以外に発生する料金
ウォーターサーバーを利用するためには、毎月のレンタル料金以外にもコストが発生します。
以下では、ウォーターサーバーのレンタル料金以外に発生する料金を紹介します。
- 初期設置費用
- 水代
- メンテナンス代
- 電気代
- 解約金
初期設置費用
ウォーターサーバーを始める際には、初期設置費用がかかることがあります。
メーカーによっては、初回の設置を無料にしていることもありますが、全ての企業で無料とは限りません。
ちなみに初期設置費用の相場は、1万円ほどとなっており、決して安い金額とは言えないでしょう。
ただし、メーカーによっては、初期設置費用にメンテナンス料金やフィルター交換料金を含んでいる場合もあります。
水代
月々の支出の中で最も大きな部分を占めるのが水代です。
価格は使用する水の種類やメーカーによって異なり、ボトル1本の代金が1,200円から2,000円程度となっています。
なお、1回の注文で2本〜となっている場合がほとんどのため、毎月の水代は約2,400円〜である場合がほとんどです。
1か月の使用量や家族の人数によっても変動するため、しっかりとした見積もりが必要です。
メンテナンス代
サーバーを長く使用するためには、定期的なメンテナンスやフィルターの交換が必要です。
メンテナンスには、一定の費用がかかる場合があります。
特にフィルター交換は水質を保つためには欠かせない作業で、これに伴う費用も考慮することが必要です。
電気代
ウォーターサーバーは、常時電気を使用して水を冷やしたり温めたりするため、電気代がかかります。
使用頻度やモデルにもよりますが、月に数百円から1,000円程度の電気代が追加されると考えてよいでしょう。
電気代を節約するための機能が搭載されたモデルもありますので、購入時にはその点もチェックしておきましょう。
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解約金
メーカーによっても異なりますが、ウォーターサーバーは一般的に1年〜3年間の契約期間があり、途中解約は、違約金が発生する場合がほとんどです。
この金額は企業や契約内容によって異なりますが、一般的には数千円〜2万円程度が相場となっています。
契約時には、解約条件や違約金についてもしっかりと確認しておくことが大切です。
検討している人が知っておきたいウォーターサーバーを利用するメリット
ウォーターサーバーは、市販の水に比べて高くつくことがあるものの、なぜ利用する方が多いのか疑問に感じる方も少なくないでしょう。
以下では、検討している人が知っておきたいウォーターサーバーを利用するメリットを紹介します。
- 手軽に冷水・温水が飲める
- 重たい水を買う必要がなくなる
- 赤ちゃんにも安心して使える
- 水分補給が習慣化できる
- ペットボトルのゴミが減る
手軽に冷水・温水が飲める
ウォーターサーバーの最大のメリットとして、いつでも冷水や温水を手軽に取得できる点が挙げられます。
特に暑い夏や冷え込む冬には、手間をかけずに適温の水を飲むことができるのは非常に魅力的です。
多くのモデルには、温度調節の機能も搭載されており、細かな設定も可能。
これにより、料理に使ったり、飲み物を作ったりとさまざまなニーズに対応できる点がメリットです。
重たい水を買う必要がなくなる
美容や健康にとって、毎日の水分摂取は欠かせないものです。
しかし、毎回スーパーマーケットで重たい水のボトルを購入し、運ぶのは大変な作業ですよね。
その点、ウォーターサーバーを導入すれば、定期的に水を自宅まで配送してもらえるので、重いペットボトルを運ぶストレスから解放されます。
また、高品質な水を選ぶことで、体に優しい水分補給が可能になります。
赤ちゃんにも安心して使える
赤ちゃんに与える水として水道水を使っている方もいるかもしれません。
しかし、水道水には「カルキ」という微生物を殺菌する成分が含まれています。
大人が飲む場合には安全性に問題はないものの、赤ちゃんに与えることは控えた方が良いとされています。
その点、ウォーターサーバーの水は、高品質で安全性が確認されたものばかり。
これにより、ミルクを作る際や離乳食を作るときにも、安心して水を使用できます。
また、必要な時にすぐに温水も使えるため、ミルクを作る手間や時間も大幅に短縮できます。
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水分補給が習慣化できる
日常の水分補給は健康を維持するために非常に重要です。
ウォーターサーバーを導入することで、手軽に水を取ることができるので、水分摂取が習慣化しやすくなります。
毎日の生活の中で、水を意識的に取ることで、健康維持や美容効果にもつながり、より豊かなライフスタイルを実現することができます。
ペットボトルのゴミが減る
環境問題が叫ばれる現代において、ペットボトルのゴミは大きな問題となっています。
ウォーターサーバーを利用すれば、ペットボトルを購入する頻度が減少し、結果としてゴミも大幅に減ることが期待できます。
これは、地球環境への貢献としても大きなメリットと言えるでしょう。
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検討している人が知っておきたいウォーターサーバーのデメリット
上記では、ウォーターサーバーを利用するメリットを紹介しましたが、人によってはデメリットと感じる点も多々あります。
以下では、検討している人が知っておきたいウォーターサーバーのデメリットを紹介します。
- サーバーの設置場所が必要
- ランニングコストがかかる
- 解約金が発生する可能性がある
サーバーの設置場所が必要
最近では、コンパクトサイズのサーバーもあるものの、設置場所が必要である点に変わりはありません。
特にスペースが限られている住居や賃貸物件では、コンパクトな家具・家電を選びたいと考える方も多いでしょう。
また、サーバーの位置によっては水の取替えが面倒に感じることも。
サーバーを設置できる場所を確保できるか、日常的に使いやすい位置に設置できるかを検討する必要があります。
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ランニングコストがかかる
ウォーターサーバーを利用する際、水の料金やサーバーのレンタル料、電気代などのランニングコストが発生します。
特に、家族が多い場合や毎日大量に水を消費する場合は、毎月のランニングコストが想像以上に高くなることも。
また、サーバーによっては節電機能がついていないものもあり、電気代の増加が懸念されます。
利用前にはしっかりとランニングコストを確認し、予算内での利用が可能かを検討することが重要です。
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解約金が発生する可能性がある
ウォーターサーバーの利用をやめる際、一定期間未満の解約や特定の条件下での解約には解約金が発生することがあります。
その場合、予期せぬ出費となる可能性があるため、契約時には解約条件や解約金についての詳細をしっかりと確認しておくことが必要です。
後でトラブルにならないように注意しましょう。
無料で利用できるウォーターサーバーに関するよくある質問
ウォーターサーバーの普及に伴い、様々なキャンペーンやサービスが提供されています。
中でも、「無料での利用」を謳うものが目につくことが多く、多くの方が疑問を持っているでしょう。
以下では、ウォーターサーバーの無料利用に関するよくある質問を紹介します。
- 賃貸でウォーターサーバーが無料で利用できる理由は?
- ウォーターサーバーの利用で後悔する人はどんな人?
- 無料お試しキャンペーン後は契約しないとダメ?
賃貸でウォーターサーバーが無料で利用できる理由は?
賃貸物件でウォーターサーバーが無料で利用できる理由は、賃貸業者とウォーターサーバー会社との提携があるからです。
実際は、レンタル料金が無料なだけであって水代などの料金は発生します。
レンタル料無料で利用できるメーカーは、多くあるため即座に契約するのではなく、比較検討することをおすすめします。
ウォーターサーバーの利用で後悔する人はどんな人?
ウォーターサーバーは多くのメリットがありますが、利用者のニーズやライフスタイルによっては、不満点も出てくることがあります。
後悔する人の多くは、以下のような特徴が挙げられます。
- 予想以上にランニングコストがかかった人。
- スペースが限られている家で場所を取られることにストレスを感じる人。
- しっかりと利用規約を読まず、解約時の条件などに驚く人。
これらの点を考慮し、自身のライフスタイルや予算と合致するかを事前にチェックすることが重要です。
無料お試しキャンペーン後は契約しないとダメ?
多くのウォーターサーバー会社が「無料お試しキャンペーン」を実施していますが、キャンペーン終了後に必ずしも契約を続けなければならないわけではありません。
ただし、キャンペーンの詳細や条件は各会社、キャンペーンによって異なるため、詳しく規約を確認することが大切です。
一般的には、無料期間終了後も自動的に契約が続行されるケースが多いので、継続しない場合は期間内にキャンセルの手続きを行う必要があります。
レンタル料無料で使えるウォーターサーバーがおすすめ
今回は、レンタル料無料で使えるウォーターサーバーのからくりを紹介しました。
無料で使えるウォーターサーバーには闇があると言われることがありますが、それはイベント会場で説明不足の状態で契約してしまった場合や勧誘が激しいメーカーが原因の1つです。
ただし、上述したようにウォーターサーバーを利用するメリットは多くあり、全てのメーカーが悪いわけでもありません。
無料で利用できるウォーターサーバーは、料金体系がわかりやすくランニングコストの計算も容易に行えるメリットがあります。
今回の記事を参考に、レンタル料無料で使えるウォーターサーバーを検討してみてはいかがでしょうか。