「iPhoneは一瞬水に落としただけなら大丈夫？」
「水に落ちてもなんともなかったら使用し続けても良い？」
このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
iPhoneは防水機能がついているため、一瞬水に落としてしまっても問題なく使用できる場合があります。
ただし、一瞬でも水没してしまった状態で使用し続けると、急に使えなくなったり、ショートの恐れもあるため適切な対処が必要になります。
今回の記事では、一瞬でもiPhoneを水に落としてしまったらどうなるのか、応急処置、使用し続ける危険性、水没から守る対処法を紹介します。
iPhoneを使用している人はぜひ参考にしてください。
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一瞬でもiPhoneを水に落としてしまったらどうなる？
近年のモデルは防水機能が強化されていますが、それでも一瞬の水没はiPhoneの機能や性能に影響を与える可能性があります。
以下では、iPhoneは一瞬水に落としたらどうなるのか詳しく紹介します。
- 音割れする
- カメラに異変が出る
- 動作に違和感がでる
- 発熱する
- 起動しなくなる
音割れする
水がiPhoneのスピーカーやマイク部分に入ると、音割れや音量の低下が発生することがあります。
特にスピーカーは構造上、水分が取り除きにくいため、水没直後は音が悪くなることが一般的です。
カメラに異変が出る
iPhoneのカメラ部分には、レンズとセンサーが密封されています。
しかし、水分が侵入すると、カメラのレンズ内に結露が発生する可能性があります。
この結露は、撮影画像に白い影やボケとして現れることがあります。
動作に違和感がでる
水分が端末内部の回路やコネクタに侵入すると、一時的に動作が不安定になることが考えられます。
タッチスクリーンの反応が悪くなったり、アプリが予期せずクラッシュすることもあります。
発熱する
水が端末内部のバッテリーや回路に影響を与えると、発熱の原因となることがあります。
特にバッテリーは、水分との接触によってショートする可能性があり、これが発熱の主な原因となることが考えられます。
起動しなくなる
iPhoneが起動しなくなるケースもあります。
これは、水分が主要な部品やチップに悪影響を及ぼし、システムが正常に動作しなくなるためです。
このような状況になった場合、専門の修理サービスでも修理できない可能性があります。
一瞬でも水に落としてしまったiPhoneを使い続けることが危険な理由
一瞬水に落としてしまっても、通常通り使えることも多くあります。
ただし、一瞬でも水に落としたしまったiPhoneを使い続けることは危険です。
以下では、一瞬でも水に落としたiPhoneを使い続けることが危険な理由を詳しく解説します。
- 急に使えなくなることがあるから
- 錆びやショートの原因になるから
急に使えなくなることがあるから
iPhoneが水に触れた直後は問題なく動作することがあります。
しかしそれは表面的な現象で、実際のところ内部に微量の水分が侵入している可能性が高いのです。
時間が経過するとこの水分が原因となり、突然の動作不良やデータ消失を引き起こす可能性もあります。
一度水分が内部に侵入すると、電子回路がショートするリスクも上昇します。
また、重要なデータが消失するだけでなく、突如として電源が入らなくなるケースも。
そのため、即座に対処することが推奨されます。
錆びやショートの原因になるから
水は電気を通しやすく、iPhone内部の電子部品と触れることでショートを引き起こすリスクが増大します。
さらに、水分が乾燥した後も、内部の部品に塩分や不純物が残留し、これが原因で部品が錆びることがあります。
特に海水やプール、飲み物などの液体による水没は、純粋な水よりもリスクが高まります。
錆びた部品は時間とともに機能を失い、修理が困難な場合も。
そのため、水に触れたらすぐに対策を講じることが大切です。
一瞬でもiPhoneを水に落としてしまった時にやるべき応急処置
水にiPhoneを落としてしまった際の瞬時の対応は、後の故障のリスクを低減させるキーとなります。
正しい手順で迅速に処置することで、大事なデータやハードウェアの損傷を最小限に抑えることができます。
- すぐに電源を切って乾燥させる
- ケースを外して水分を拭き取る
- SIMカードを外す
- 操作が可能ならバックアップをとる
- 修理に出す
すぐに電源を切って乾燥させる
水に浸かったiPhoneは、即座に電源を切ることが第一です。
水分が内部の電子部品に触れている状態での動作は、ショートのリスクを高めます。
電源をオフにした後は、水を含まない柔らかい布やタオルで、ゆっくりと外部の水分を取り除きます。
また、ドライヤーの使用は避け、自然乾燥を促進させることが肝心です。
ケースを外して水分を拭き取る
水に濡れてしまったiPhoneから、ケースやアクセサリーを取り外します。
これにより、端末全体の水滴を確実に拭き取ることができます。
また、ケース内部の水分も除去することが重要です。
乾燥の際、ケースは装着せず、完全に乾くまで待ちましょう。
SIMカードを外す
水没の影響でSIMカードやそのスロットが損傷することもあります。
濡れたiPhoneからSIMカードを取り出し、カード自体の水分を優しく拭き取ります。
SIMカードの端子部分に注意を払いながら処理することが重要です。
操作が可能ならバックアップをとる
iPhoneの操作が可能であれば、データをバックアップしましょう。
しかし、あまり頻繁に操作を行うと、水分の拡散リスクがあるため、必要最低限の操作としましょう。
修理に出す
表面上は問題がないように見えても、内部に隠れた水分やダメージが残っている可能性があります。
したがって、水没後はすぐに修理に出すことをおすすめします。
早期の修理対応が、後々の大きなトラブルを避ける手助けとなります。
一瞬でもiPhoneを水に落としてしまった時にやってはいけないこと
iPhoneが水に落ちたとき、即座に正しい行動を取ることはもちろん大切ですが、それと同時に間違った対応を避けることも同じくらい重要です。
ここで、水没したiPhoneに対して絶対に避けるべき行動を詳しく解説します。
- iPhone本体を振る
- ドライヤーで乾かす
- 充電をする
iPhone本体を振る
水没直後、水を迅速に排除したいという焦りからiPhoneを振ることを考えるかもしれませんが、これは避けるべき行動です。
微小な水滴が内部のさらに深い部分に進入するリスクが増大します。
これにより、最初は損傷を受けていなかった部分までダメージを受ける可能性が高まるのです。
ドライヤーで乾かす
ドライヤーの温風で素早く乾かそうとする行動は、実はiPhoneにとって大きなリスクを持っています。
内部の脆弱な部品に熱が伝わり、故障の原因となることが多いのです。
特に、ジュースや海水などの汚れた液体に浸かった場合、ドライヤーによる乾燥は残留する糖分や塩分を焦げ付かせる可能性があり、後の修理が困難になります。
充電をする
水没したiPhoneの動作を確認するために充電を試みるのは、極めて危険な行動です。
たとえ外見上、水が乾いているように見えても、内部にはまだ水分が残っていることが考えられます。
この状態での充電は、基板上でのショートを引き起こし、さらなるダメージを招く可能性が高いです。
iPhoneを水没から守る方法
iPhoneの水没は、多くのユーザーが経験するトラブルの一つであり、予防策をしっかりと講じることが必要です。
以下に、水没リスクを低減させるための具体的な方法を3つご紹介します。
- iPhone7以降に機種変更する
- iPhone本体に防水アイテムをつける
- 定期的にバックアップをとる
iPhone7以降に機種変更する
最新のiPhoneモデルは、初めから一定の耐水性能が搭載されています。
とりわけiPhone7以降のシリーズは、水没リスクを低く抑えることが可能です。
これらのモデルは、短時間なら水の中に浸けても大丈夫な構造になっています。
ただし、「耐水」とは「完全に防水」とは異なるため、過信は禁物です。
適切なモデル選びで、水没のリスクを減らしましょう。
iPhone本体に防水アイテムをつける
iPhoneを守るための多様な防水アクセサリーがあります。
これらの製品を利用することで、不慮の事故による水の侵入を大きく防ぐことができます。
防水ポーチやケースは、水辺や雨の多いシーズンに特に役立ちます。
購入する際には、使用シーンや信頼性を考慮して選んでください。
定期的にバックアップをとる
水没した際のデータロスは、ユーザーにとって非常に痛手となります。
そのため、iPhoneのデータは定期的にバックアップすることが推奨されます。
iCloudやiTunesを活用することで、手軽にデータのセキュリティを確保することができます。
万一の事態を想定し、バックアップを日常の習慣にしましょう。
iPhoneを水に落としてしまった際によくある質問
以下では、iPhoneを水に落としてしまった際によくある質問を紹介します。
- iPhoneを一瞬水に落としたけど普段通りに使える場合は修理しなくて良い？
- iPhone12・13は一瞬の水没なら大丈夫？
iPhoneを一瞬水に落としたけど普段通りに使える場合は修理しなくて良い？
iPhoneを水に落としてしまっても通常通り使えることがありますが、そのまま使用し続けることは危険です。
その理由は、急に使えなくなったり、ショートする恐れがあるから。
そのため、一瞬でも水に落としてしまったのであれば、適切な対処をするようにしましょう。
iPhone12・13は一瞬の水没なら大丈夫？
iPhone12・13は防水機能がついているため、簡単には水没しません。
ただし、上述しているように、iPhoneの防水機能は完全防水ではないため、そのまま使用し続けることは危険です。
一瞬でもiPhoneを水に落としてしまったらすぐに適切な対処をしよう！
今回の記事では、一瞬でもiPhoneを水に落としてしまったらどうなるのか、応急処置、使用し続ける危険性、水没から守る対処法を紹介しました。
上述したように、一瞬でも水に落としてしまったiPhoneを使い続けると急に使えなくなったり、ショートする恐れがあるため危険です。
また、水没してしまった際に、間違った行動をしてしまったら、データが紛失してしまったり、修理が困難になる場合もあります。
そのため、一瞬でもiPhoneを水に落としてしまった場合は、すぐに適切な応急処置を取り、修理に出すようにしましょう。
