水コラム

ヨーロッパの水道水は飲めない?なぜ硬水が多いの?海外で水を飲む際の注意点

「ヨーロッパの水道水は飲めない?」
「ヨーロッパの水はなぜ硬水が多いの?」

このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

ヨーロッパに移住する方や旅行に行く方にとって安全に水が飲めるのかは重要なポイントですよね。

今回の記事では、安全に水道水が飲めるヨーロッパの国を紹介します。

ヨーロッパ以外で安全に水が飲める国、注意点も解説しているのでぜひ参考にしてください。

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安全に水道水が飲めるヨーロッパの国は9カ国

安全に水道水が飲めるヨーロッパの国は9カ国

ヨーロッパは多くの国で水の品質が高いことで知られています。

特に、アイスランドやフィンランド、ノルウェーなど、北欧の国々では、清らかな湖や河川から供給される水道水は世界でも屈指の品質を誇ります。

他にも、アイルランド、セルビア、オランダ、オーストリア、モンテネグロ、デンマークなど、多くの国で、現地の水道水を飲むことができます。

水道水が安全に飲めるヨーロッパの国

  • アイスランド
  • アイルランド
  • フィンランド
  • セルビア
  • オランダ
  • ノルウェー
  • オーストリア
  • モンテネグロ
  • デンマーク

ヨーロッパの水道水は比較的安全に飲める国が多い

ヨーロッパ各国は、豊かな自然環境と先進的な水処理技術のおかげで、比較的安全な水道水が供給されています。

特にアイスランドは、自然環境が豊富で特別な処理を必要とせず、そのままの状態で安全に飲用できることで有名です。

しかし、全てのヨーロッパの国で水道水が安全とは限らず、一部の地域では依然として注意が必要です。

たとえば、スペインやイタリアなどの国では、地域によっては水の品質が一定でない場合があります。

そのため必要に応じてペットボトルの水を利用することをおすすめします。

ヨーロッパの多くの国では、ペットボトルの水は比較的安価で入手できます。

ヨーロッパ以外で水道水が安全に飲める国

ヨーロッパ以外で水道水が安全に飲める国

世界には数多くの国がありますが、その中で安全に水道水が飲める国は限られています。

以下では、ヨーロッパ以外で水道水が安全に飲める国を紹介します。

ヨーロッパ以外で水道水が安全に飲める国
  • アジア(日本のみ)
  • オセアニア(2カ国)

アジア(日本のみ)

アジアでは、ほとんどの国で水道水の品質が不安定です。

しかし、例外的に日本では、厳格な水質管理の下、全国どこでも安心して水道水を飲むことができます。

日本の水道水は、高度な浄水技術と厳しい検査基準をクリアしており、訪日外国人からも高い評価を受けています。

オセアニア(2カ国)

オセアニア地域でも、安全に水道水を飲むことができる国があります。

結論、安全に水が飲める国はオーストラリアとニュージーランドです。

オーストラリアのキャンベラと、ニュージーランドでは、一般的に水道水の質が高く問題なく水を利用できます。

オーストラリアの他の地域では、地域によってはボトルウォーターが推奨される場合もありますがキャンベラでは、品質が保証された安全な水道水が供給されています。

ニュージーランドでは、国全体で水質が一定しているため、より安心して水の利用が可能です。

ヨーロッパなど海外で水を飲む際の注意点

ヨーロッパなど海外で水を飲む際の注意点

以下では、ヨーロッパなど海外で水を飲む際の注意点を紹介します。

ヨーロッパなど海外で水を飲む際の注意点
  • 屋台料理で使われている水に注意
  • 歯磨きや顔を洗う際に飲まないよう注意
  • ヨーロッパの水は硬水が多い

屋台料理で使われている水に注意

海外旅行は新しい文化と美味しい食べ物を楽しむ絶好の機会ですが、食中毒や感染症のリスクも増えます。

特に、屋台料理では衛生状態が十分ではない場合があります。

屋台で使われる水は、日本人の体に適さない可能性があるため、注意が必要です。

きれいな外観の食品や飲料でも、汚染された水で調理または作られている可能性があります。

屋台料理を楽しむ際には、できるだけペットボトルの水を選んだり、料理が十分に加熱されていることを確認することが重要です。

歯磨きや顔を洗う際に飲まないよう注意

海外での飲用水の安全性は場所によって大きく異なります。

上述したように多くの国では、水道水は飲用に適していない場合があります。

そのため、歯を磨くときや顔を洗うとき、シャワーの時に誤って飲み込まないよう注意が必要です。

ヨーロッパの水は硬水が多い

ヨーロッパの水の多くは硬水です。

香水はミネラル(主にカルシウムとマグネシウム)を豊富に含んでおり、それ自体は健康に有害ではありません。

ただし、硬水に慣れないと体に不快感を与える可能性があります。

特に日本の水は軟水であるため、お腹を壊わしてしまう人も少なくありません。

硬水は、皮膚を乾燥させることがあり、特に敏感な皮膚を持つ人には不適切とも言えます。

ヨーロッパで硬水を飲む際には、量を少なめにして体の反応を見ながら摂取すると良いでしょう。

硬水に慣れるまで、市販の軟水の水を飲むこともおすすめです。

水道水が飲める国は諸説がある理由

水道水が飲める国は諸説がある理由

上記では、安全に水が飲める国を紹介しましたが、安全ではないという意見もあります。

以下では、水道水が飲める国は諸説がある理由を紹介します。

水道水が飲める国は諸説がある理由
  • 調査隊によって基準が異なるから
  • 国土が広くて調査しきれないから
  • 人種によって体の作りが違うから

調査隊によって基準が異なるから

様々な機関や団体が水道水の安全性を調査しており、それぞれが採用している基準は異なります。

例として、ある団体は疾病リスクを重視して評価する一方で、他の団体は水の風味やミネラル含有量を評価の基準とすることがあります。

このため、一国の水道水が安全であるとされる評価が他の団体からは異なる評価を受けることがあり、諸説が生じる原因となります。

国土が広くて調査しきれないから

世界の広大な国々では、全域の水質を把握するのは一筋縄ではいかないタスクです。

たとえば、オーストラリアでは、特定の地域の水質は保証されていますが、他の多くの地域では詳細な調査が行われていないことがあります。

それぞれの地域の水質が未確認のため、全体としての国の水質安全性に対して、多くの諸説が存在します。

人種によって体の作りが違うから

異なる地域や国の人々は、各国の水質に対して異なる耐性や適応力を持っています。

たとえば、ある国の住民はその国の水質に適応していますが、外国人にとってはその水が飲用に適していない場合があります。

これは、特定の国の水質に対する個人の耐性や適応力の違いによるもので、水の安全性に関する多くの見解が生まれる原因となります。

日本の水道水が安全でおいしい理由

日本の水道水が安全でおいしい理由

以下では、日本の水道水が安全でおいしい理由を紹介します。

日本の水道水が安全でおいしい理由
  • 国土が狭くインフラ整備が容易だから
  • 定期的に雨が降ることでダムの水が潤うか
  • 日本の上水道普及率はほぼ100%

国土が狭くインフラ整備が容易だから

日本は国土が狭いため、水道インフラの整備が他国に比べて格段に容易です。

国全体で水道を繋げる際の距離が短く、水道管の整備やメンテナンスも手厚く行うことができます。

これにより、日本中の家庭や施設は確実に安全で清潔な水を利用することが可能となります。

国は水の質に厳しく、常に最良の状態を保ち続ける努力をしていることも要因の1つです。

結果的に、日本の水道水は非常に安全で、多くの地域で安心して飲むことができます。

定期的に雨が降ることでダムの水が潤うから

日本は四季があり、特に梅雨の時期には多量の雨が降ります。

雨水がダムや貯水池に供給され、安定した水質を維持するのに大いに役立っています。

雨水は自然の浄水作用も持ち合わせており、地下水の再生にも貢献します。

定期的な雨のおかげで、日本のダムや貯水池は常に十分な水量を保持し、夏場でも安定した水供給が可能になっています。

これが、日本の水道水の安全性と美味しさの秘密の1つです。

日本の上水道普及率はほぼ100%

日本では、上水道の普及率がほぼ100%に達しています。

国のコミットメントの表れであり、全ての人々に安全で清潔な水が供給されることを確保しています。

厳格な品質管理の下、水道水は定期的に検査され、品質が保たれています。

全国どこでも、飲料水としての基準をクリアした水が供給され、それが日本の水道水が安全で美味しい大きな理由の1つです。

全国的な水供給の安定性が、国民の健康と生活の質の向上に寄与しています。

ヨーロッパの水に関するよくある質問

ヨーロッパの水に関するよくある質問

以下では、ヨーロッパの水に関するよくある質問を紹介します。

ヨーロッパの水に関するよくある質問
  • ヨーロッパのどこの国の水が安全に飲めるの?
  • 日本と海外の水の違いは?

ヨーロッパのどこの国の水が安全に飲めるの?

ヨーロッパで安全に水道水が飲める国は以下の通りです。

ヨーロッパで安全に水道水が飲める国

  • アイスランド
  • アイルランド
  • フィンランド
  • セルビア
  • オランダ
  • ノルウェー
  • オーストリア
  • モンテネグロ
  • デンマーク

安全に飲めるとされているものの、諸説があります。

少しでも安全に水を飲むのであれば、市販のペットボトルの水がおすすめです。

また上述したようにヨーロッパの水の多くは硬水のため、日本人の体に合わない恐れもあります。

日本と海外の水の違いは?

日本とヨーロッパの水の主な違いは硬度です。

日本では、国土と河川の狭さが、天然水が地下を流れる時間を短く保たれていることから軟水が主流となっています。

軟水は、ミネラル成分が少なく、飲用や料理に適しているとされています。

対照的に、ヨーロッパでは地下水の移動時間が長いため、水は多くのミネラルを含んでおり、多くの地域で硬水が一般的です。

軟水に慣れている日本人にとっては飲みにくいと感じたり、人によってはお腹を壊す原因にもなるため注意が必要です。

ヨーロッパの水は絶対に安全というわけではない!

今回は、安全ん水道水が飲めるヨーロッパの国を紹介しました。

ただし上述したように、安全と言われているものの一部では飲むべきではないとの意見もあります。

また、そもそもヨーロッパの水は硬水であり、軟水に慣れている日本人が飲むとお腹を壊す原因になることも。

安全と言われているからといって過信することなく、心配な方は市販のペットボトルの水を飲むなど各々で対策をする必要があるでしょう。