「ウォーターサーバーが気になってはいるけど、衛生的に使い続けられるのか心配」
「雑菌が増えやすいって聞いたけど、今のお手入れ方法は合ってるのかな?」
そんなふうに、ウォーターサーバーの衛生面が気になっている方は多いでしょう。
そこでこの記事では、ウォーターサーバーは本当に雑菌だらけになってしまうのかや、雑菌が増える原因、そしてウォーターサーバーを衛生的に使う方法について解説します。
ウォーターサーバーの正しい使い方について知りたい方は、ぜひ目を通してみてください。
ウォーターサーバーは雑菌だらけ?
ウォーターサーバーに雑菌が繁殖してしまうかどうかは、機種の特徴やサーバーの管理方法によっても変わってきます。
基本的にウォーターサーバーには、衛生的に使い続けられるよう工夫が施されています。
それでも雑菌が繁殖してしまうことは確かにありますが、その場合正しいメンテナンスがされていなかったり、間違った使い方をしているケースも多いです。
ウォーターサーバーの正しい扱い方を把握することで、サーバー内に雑菌が繁殖することを防ぎ、快適に使い続けることが可能です。
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ウォーターサーバーが雑菌だらけだと思われてしまう原因
ウォーターサーバーが雑菌だらけだと思われてしまう理由には、主に下記の4点が挙げられます。
- 水に塩素が含まれていない
- 給水口と出水口がむき出し
- 水のボトルに空気が入る
- リターナルボトルだと使い回しになる
水に塩素が含まれていない
水道水には塩素が含まれていますが、これは水中の雑菌の増殖を防ぎ消毒するためのものです。
塩素が入っているからこそ、水道水はそのまま飲めるほどの水質が保たれているのです。
一方ウォーターサーバーの水には塩素が含まれていないため、一度雑菌が入り込むと増殖を防ぎにくくなります。
そのため塩素なしの水を利用するウォーターサーバーは、雑菌が増えやすい印象を持たれてしまうのです。
給水口と出水口がむき出し
ウォーターサーバーで雑菌が繁殖しやすいのは外気にさらされている部分です。
空気中には見えない雑菌が存在していますから、空気が触れる部分には雑菌が繁殖し、その結果サーバー内部まで汚染されてしまう危険があります。
ウォーターサーバーの空気に触れている部分というのは、給水口と出水口のことです。
この2ヶ所は定期的にセルフメンテナンスしなければ、使い続けるうちに衛生面を保てなくなってしまいますよ。
水のボトルに空気が入る
ウォーターサーバーにセットする水ボトルは、未開封の状態であれば雑菌からも守られます。
しかしウォーターサーバーに一度セットすると、使用しているうちにボトル内の水が減り、代わりに空気が入ります。
先ほどお伝えしたように、空気中には見えない雑菌が潜んでいます。
ボトル内に空気が入ってしまうと、塩素が入っているわけでもない天然水は雑菌の繁殖が早いと考えられます。
リターナルボトルだと使い回しになる
リターナブルボトルというのはリサイクルされるボトルのことで、水をすべて使い切ったら業者に回収させ、洗浄して再利用されます。
メーカーによって綺麗に洗浄されるため衛生的には問題ありませんが、ボトルが使い回されているという事実に不安を感じる方は多いです。
使い回しのボトルを使いたくないと感じる方は、ワンウェイボトルと言う使い捨てタイプのボトルを扱うメーカーを選びましょう。
ウォーターサーバーを雑菌だらけにしないためのメンテナンス方法
ウォーターサーバーは雑菌だらけにしないためには、こまめなセルフメンテナンスが必要です。
具体的なメンテナンスにはどんなものがあるのかをここから解説していきます。
- 給水口・出水口の掃除をする
- ホコリが溜まらないようサーバーを拭き掃除する
- ウォーターサーバーに水以外のものを入れない
給水口・出水口の掃除をする
ウォーターサーバーの水が外気に触れる部分である給水口・出水口を清潔にしておくことで、雑菌の繁殖とサーバー内部への菌の侵入を予防することができます。
清潔な布での拭き掃除、もしくは可能であれば、パーツを取り外して洗いしましょう。
菌が繁殖や埃の侵入を防ぐ事ができます。
埃が溜まらないようサーバーを拭き掃除する
ウォーターサーバーが埃で汚れていると、ちょっとした衝撃や換気などで埃が舞います。
サーバー付近に埃が多いと、当然給水口・出水口あたりに埃が付着する可能性が高くなります。
そのため、給水口・出水口だけでなく、サーバー本体の表面もほこりがたまらないように定期的に拭き掃除しましょう。
ウォーターサーバーに水以外のものを入れない
メンテナンスではありませんが、ウォーターサーバーに指定の水以外の飲み物を入れると雑菌繁殖の原因となります。
指定されたボトル以外をサーバーにセットしようとすると、装着部分の形が合わずボトル内に空気が侵入するリスクがあります。
また水以外の飲み物、例えばジュースやスポーツドリンクなどを入れると、雑菌のエサとなる成分が多いことから繁殖が加速します。
一度入れてしまうと取り返しがつかず、自分で内部を洗浄することもできないため、こういった飲み物をもし売れてしまった場合は、速やかにメーカーに報告しましょう。
雑菌だらけになりにくいウォーターサーバーの選び方
ウォーターサーバーの機種によっても、雑菌の繁殖しやすさは異なります。
ここからは雑菌だらけになりにくいウォーターサーバーの選び方について見ていきましょう。
- 内部クリーン機能搭載のサーバーを選ぶ
- ワンウェイボトルのサーバーを選ぶ
- メンテナンスを依頼できるメーカーを選ぶ
内部クリーン機能搭載のサーバーを選ぶ
ウォーターサーバーには内部クリーン機能や、自動お掃除モードなどを搭載している機種があります。
そういったサーバーは自動的にタンク内を衛生的な状態に保ってくれるため、サーバー内に雑菌が繁殖しにくいです。
とはいえこれはあくまでサーバー内部の話であり、外気に触れている給水口・出水口に関しては勝手にきれいにはなりません。
クリーン機能搭載のウォーターサーバーだとしても、拭き掃除などのセルフメンテナンスは引き続き必要です。
ワンウェイボトルのサーバーを選ぶ
ウォーターサーバーのボトルには、業者が回収して繰り返し使われるリターナブルボトルと、一回で使い捨てするワンウェイボトルがあります。
ワンウェイボトルは素材が柔らかいため、水の量が減っても空気が入らず、代わりにボトルが潰れていきます。
衛生面を考えると、水と空気が接触しないワンウェイボトルのウォーターサーバーを選ぶのがおすすめです。
リターナブルボトルとは違い業者に回収してもらう必要もないので、使用後はすぐに処分することができ省スペースにもつながります。
メンテナンスを依頼できるメーカーを選ぶ
ウォーターサーバーの中には定期メンテナンスのサービスがついていたり、有料でメンテナンスを依頼できるメーカーもあります。
そういったプロのメンテナンスを受けられるメーカーから、機種を選ぶのも一つの方法です。
正しいメンテナンスサービスがあったとしても、セルフメンテナンスが全く必要ないわけではありません。
水と外気が触れる部分の拭き掃除などは定期的に行うことが必要ですよ。
クリーン機能付きで雑菌が増えにくいおすすめサーバー3選
ウォーターサーバー本体にクリーン機能が搭載されている、おすすめのウォーターサーバーを紹介していきます。
衛生的に使い続けられるサーバーを見つけたいけど、種類が多すぎてなかなか絞り込めないという際に参考にしてみてください。
- コスモウォーター
- フレシャス
- アクアクララ
コスモウォーター smartプラスNext
まず紹介するのは、コスモウォーターというメーカーが出している「smartプラス」という機種。
Smartプラスには独自のクリーニング機能が搭載されており、タンク内に入る空気を清潔な状態に保ってくれます。
サーバー内に悪い空気が入らない設計になっているため、水の衛生状態が守られるのです。
さらに、48時間ごとにサーバー内に熱水を循環させ清潔を保つ機能も搭載されています。
複数のクリーニング機能が備わっているため、衛生面に気を遣いたい方にピッタリです。
フレシャス dewo
フレシャスが出している「dewo」という機種には、サーバー内の温水を循環させるフレッシュ機能が付いているため、雑菌の繁殖が防がれ内部の衛生状態を保たれています。
さらに、サーバーの内部はエアレス構造という外気が入りにくい構造になっています。
水と空気の触れる機会が少ないことで雑菌の侵入を防いでいるのです。
また、衛生面だけでなくデザイン性にも定評があるため人気の高いブランドとなっています。
アクアクララ アクアアドバンス
アクアクララから出ている「アクアアドバンス」というウォーターサーバーも、衛生的に使えるウォーターサーバーとしておすすめです。
冷水タンクに強力なUV除菌ランプを搭載しているおかげで、サーバー内の衛生状態を保つことができますよ。
さらに抗菌加工が施されたフィルターを使っていて、サーバー内部に汚れた空気が入らないよう工夫されているのです。
有名メーカーですので信頼性も高いですね。
こまめなメンテナンスでウォーターサーバーが雑菌だらけになるのを防げる
ウォーターサーバーは本当に雑菌だらけになってしまうのか、雑菌が増える原因、そしてウォーターサーバーを衛生的に使う方法について解説しました。
ウォーターサーバーには内部クリーン機能がついていたり、業者にメンテナンスを依頼できるサービスがあるケースもあります。
しかしだからといって、セルフメンテナンスが全く不要というわけではありません。
衛生的に使いやすいサーバーを選びつつ、ご自身でもこまめな拭き掃除などを行うことで、雑菌の繁殖を防ぎ快適にサーバーを使い続けることができるのです。